
「いつか社労士として独立したい」——
そんな夢を抱いて社労士事務所に資格なしで転職したものの、結果は2年半であっけなく退職…。
こんにちは、ポンコツ主婦のこんたそです。
今回は、私の“40代キャリアビジョンのしくじり体験”を赤裸々に語ろうと思います。
20代の頃から「社会人、向いてないかも…」と感じることが多く、上司からの評価もイマイチ。
昇給も見込めず、「いずれはフリーランスで自立したい!」という思いがずっとありました。
(今振り返れば、社会人としての未熟さも多かったんですけどね…笑)
前職で人事労務の経験があったこともあり、
「独立するなら“社会保険労務士”しかない!」と安直に考え、“修行”のつもりで小さな社労士事務所にパート勤務しました。
しかし、キャリア設計の甘さと現実の厳しさに直面し、気づけば2年半で退職。
まさに、「夢だけで走り出したしくじり先生」状態でした。
この経験は、同じように社労士を目指す方や、資格を軸にキャリアを築こうとしている方にこそ読んでほしいです。少しでも、今後のキャリアプランを考える際に参考になれば嬉しいです!
社労士を目指したけど、現実は甘くなかった

「独立したい」と思って社労士事務所に転職したものの、現実は想像以上に厳しいものでした。
そう思った理由は、主に以下の3つ。
- 開業社労士としての適性のミスマッチ
- 社労士の資格取得の難しさ
- なかなか社労士になれず、低収入のままで家計がまわらなくなった
なんとも情けない理由ですが、順番に説明していきます!
開業社労士としての適性のミスマッチ
社労士資格を取って独立すれば、自宅でも働けて、子育てとの両立もしやすい——。
そんな理想を描いていました。
でも実務を経験し、かつ事務所の社長の経験を訊くと、開業社労士として必要なのは”営業力”と”コンサル力”でした。新規クライアント獲得を目指して電話や外回りを繰り返す日々。法改正に常に注意しながら、企業に合った制度を提案するコンサルタントとしてのスキルも求められます。
まさにクライアントワーク。一企業の事務経験しかない私にとっては大きなハードルでした。「資格さえ取れば、ひとりの力で稼げる」なんて甘かったです…
人と関わることが苦ではないですが、営業としてのコミュニケーション力があるかと言われると微妙な感じの性格でした。
自分の適性的にもミスマッチを感じ、家庭と両立しながら本当に社労士として長くやっていきたいのか?そんな疑問がまず浮かび上がりました。
社労士の資格取得の難しさ
社労士試験は「難関資格でも1年ガッツリ勉強すれば合格できるだろう」と甘く見積もっていた私にとって、合格も大きな壁でした。。
試験範囲は広く、専門知識が追いつかない。
合格率はわずか6%前後。毎年何万人もの受験者が挑んでも、ほとんどが不合格という狭き門です。
私も子育てと家事の合間に勉強していましたが、夜は疲れて集中できず、ペースを維持するのがとにかく大変でした。試験は毎年8月下旬に実施されるのですが、子供の夏休みにどこにも連れて行くことができなかったのもモチベーションが下がる原因でもありました。
2年連続、「あと一歩」のところで合格できず、家庭の両立も難しく感じ、「本当にこんな生活でいいのかな?」と悩む日々が続きました。
低収入のままで家計がまわらなくなった
これが早期退職になった、理由といっても過言ではないです(笑)
難関である社労士資格の勉強に時間を使うため、あえてパート勤務にしていましたが、
扶養内の収入では家計がまわらず、貯金を切り崩す日々が続きました。
「資格を取るまで頑張ろう」と思っていたのに、気づけば“生活の不安”がすべてを圧迫していました。
本来は、転職活動する前に仕事と家庭の収支をきちんと考えて仕事選びをするべきだったのに、半ば勢いで社労士事務所に入ってしまったこと、猛烈に反省しました。
子どもの教育費、食費、物価高…。「いつか独立」より「今月どう乗り切るか」が優先になり、気持ちも焦りも限界に。このままでは、どんな資格を取っても幸せになれない——。そう思った瞬間、「現実的に働き方を見直そう」と、再度転職することを決意しました。
キャリアの軸を立て直す。「収入・家庭・副業のバランス」が最優先
まず見直したことは、「仕事をするうえで何を大事にしたいか」。の優先順位をつけるところから。
“理想のキャリア”よりも“現実的に暮らせる働き方”を今は選ぼうと決めました。
仕事の上で私が大事にしたいことは、ずっと変わらない「自力で稼ぐ」ことです。
そこで”開業社労士計画”は一旦中断し、他の仕事で自力で稼げるものはないか、まずは副業からスタートすることを決めました。
今までの自身の得意な仕事、特性を再確認し、”webライティング”や”ブログ執筆”に今後は注力していくことにしました。もちろん、本業はサラリーとして安定した収入を確保しつつ、です。家庭とのバランスをとりながら、「得意なことを伸ばしながら、生活も整える」それが、40代からの新しいキャリアの軸になりました。
転職エージェントに相談して気づいた“本当の自分の希望”

理想の仕事を自分で探してもなかなか見つからず、転職エージェントに登録。
担当者と話す中で、「どんな働き方をしたいか」が具体的に整理されました。
年収・時短・在宅勤務・通勤時間など、現実的な条件の優先順位を明確にできたことが大きな収穫。
紹介されたのは、自宅から近い人事・総務系の契約社員の仕事でした。フルタイムでも朝は比較的ゆっくり出勤でき、残業も少なめ。家庭や副業との両立が叶いそうな環境でした。
面接対策や条件交渉のサポートもあり、結果的に今の自分にぴったりの仕事に出会えました。
今回のしくじりで学んだ3つの教訓|40代主婦がキャリアで失敗しないために
今回のしくじり体験を通して、私が学んだことは3つあります。
① 「修行=低収入」で転職先を決めない。
どんな仕事でも、家庭の収支を把握し、最低限の年収ボーダーラインを決めておくこと。そのラインを下回るところは、転職先の候補にしないことが無難です。。(家計がまわらず早期退職になってしまうことも…)
② フリーランスや独立を目指すなら、「得意なこと」「苦にならないこと」で勝負する。
未経験分野を“夢だけ”で選ぶと、努力が報われにくく、遠回りになります。自身が今までやってきたことを洗い出し、その中からフリーランス、独立してやりたい仕事を選ぶことにしました。
③ 資格にこだわりすぎない。
資格を取ってから転職するのも一つの道ですが、やりたいことができる仕事に出会えたなら、それも正解。
資格よりも「自分らしく働ける環境」を選ぶことが大切だと学びました。(その延長線上で必要な資格があれば、また挑戦しようと思いました)
まとめ|しくじりから学んだ、“キャリア再設計”という考え方
社労士の夢は叶わなかったけれど、あの“しくじり”があったからこそ、自分の軸や働き方の優先順位を見直すことができました。
理想を追うことも素敵ですが、現実と向き合いながら、「どう生きたいか」を考え直すことも立派なキャリアの一歩。
40代からでも、キャリアは何度でも立て直せる。資格がなくても、遠回りしても、自分のペースで進めば大丈夫。
資格よりも、“自分らしい働き方”を大切にしていきましょう🌱
🌱キャリアを立て直したい40代主婦におすすめの転職エージェント

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